城壁の街

甲斐国武田信玄が一代で築いた国は全体的に山で覆われ非常に攻めにくく、東海一の弓取りと歌われた今川義元、相模の獅子と異名を持つ北条氏康毘沙門天の後ろ盾がある越後の龍上杉謙信と互角に戦い苦しめた武田信玄とその国はまさに日本のルクセンブルクと言っても過言ではないだろう。

山梨県と言えば最初に出てきた武田信玄が有名であり武田信玄が本拠地の躑躅ヶ崎館は後の世に武田神社として建立され戦国最強の武田信玄が祀られているのである。他にもうどんが有名であり信玄餅はお土産品としてつい買ってしまうほどの名産品である。

甲府城も県庁所在地がある甲府市に復元され一部があるが城の敷地内をJRが走る為に城をぶった切って線路を作るというマニアもビックリする位無理矢理さである。ちなみに甲府城の案内は若かりし頃の吉田羊が説明してくれるぞ。

さて、今回私は人生で三回目の山梨であり三回目にして一番滞在時間が少なかったのではないだろうか。

時を戻そう。7月初旬。まだ梅雨が明ける事がなくその日は栃木県も雨だった。私はトラックに乗り配達の仕事をしているが如何せん暇なので東京の侍に暇電をした次第だ。侍は悩んでいた。

「彼女が欲しいしSEXもしたい」

その悩みを訊いた私は侍が納得いくように説いた。すると侍が

「ソープてどんなものなのかな」

と言ってきた。侍は童貞である。侍はAVで学んだ知識しか分からぬ、そしてどう接して良いのか分からぬ。

私の経験と情報、更には風営法までを侍に教えた。すると侍が東京のソープについて調べた。

現実は厳しい、東京は高かった。それなら私が「山梨なら安いし人も東京よりは居ないから調べてみたら?」

と言った。そして侍が調べ初めて私も今後逝くかもしれない山梨のソープを調べたのであった。

「山梨のソープ奢りますから一緒に行きましょうよ」

全ての始まりである。序章が終わりいよいよ本編に入っていく。私もソープは半年振りだったので光の速さで侍にOKした。所謂、ノリと勢いである。アンツィオ高校もノリと勢いで何とか頑張った。アンツィオ高校は我々栃木県民の誇りである。皆も聞こえないか?心の底から「ソープ!ソープ!ソープ!ソープ!」

と万歳している声が!さあ勃ち上がれ山梨に向けて進むのだ!敵は甲府にあり!またもや聞こえるであろう、ドM達の勇気の雄叫びと喘ぎ声が!旗を持て剣を構え銃を備え槍を突けあの戦国最強の武田騎馬軍団を我々の手で討ち取るのだ!まさに長篠の戦い織田信長が私に乗り移りその時の記憶がない。そんなこんなでノリと勢いとSEXしたさで私は土曜日、山梨に向けて車を走らせた。

八王子に侍が居るので取り敢えずは八王子迄下道で向かおうとした。しかし仕事ではないのでプライベートでの下道は私にとって苦痛の極みであり丁度、圏央道川島インターが現れ誘惑に負けて乗ってしまった。川島インターから八王子の集合場所迄は1時間程度で着いた。

侍は帰宅途中だったので昼寝したりアナザースカイを拝聴したりして時間を潰した。

「遅れてすいません」

漸く侍の登場である。これから我々は未開の地山梨に向けて車を走らせたのであった。道中では侍が緊張していたので緊張をしていたのでトラックの話や再度、風俗の話とかして侍の緊張を解した。

中央自動車道上信越自動車道から見える山梨や長野の景色はいつも想うが壮大な風景である。あの山々が連なる土地には感無量だ。

そして舞台はいよいよ甲府に着き物語が動き出す。

時刻は18時半。侍は19時から私は19時半からなので丁度良い時間に到着した。最初にトイレ風景を含めてこれからの打ち合わせを始めていく。

甲府駅近くの繁華街は世界に蔓延るCOVID-19の影響かあまり人は出歩いてない。我々は一同は繁華街を探検した路地裏には怪しい店が並び表では飲み屋やホスト、キャバクラ店、それにソープ店が疎らに並んでいる。

「如何でしょうか」

呼び込みの親父達がソープ店目の前で声を小さく誘う。驚いたが東京や仙台みたいに呼び込みがしつこくない、やはりこれもCOVID-19の影響か・・・。

ニュー銀座街を1周してしまい目的地のソープ店に着いた。着いたと同時に雨が降る。

時は今雨が滴る五月かな

まさに我々を戦いに導く女神が居るような気がした。

ところで私の手記で何度か説明したような気がするが風俗は基本的に電話をしなければいけない。例えばソープ店なら1時間前に確認の電話だったりデリヘルならホテルとホテルの番号を言わなきゃいけないのがルールだ。だから今回のソープも確認の電話をしなければいけないのだが風俗サイトのユーザー名で言わなきゃいけなくて私のユーザー名がそれはそれは恥ずかしい名前であり電話した時もポーカーフェイスを決めていたが内心は恥ずかしかった。

時刻は19時過ぎ、侍の選んだ嬢は人気らしく時間がずれ私と一緒にソープ店に入った。今回のソープ、BARUBORA。ビルの2階に構えスナックやキャバクラ店も一緒に入ってる雑居ビルだ。受付を済ませ暫く待合室で侍と談笑。侍は開始時間がまだかまだかと楽しみな反面、緊張していた。

「3番様」

侍がいよいよ思い出になるか、トラウマになるか人生の分岐点に差し掛かりカーテンを捲りbewitchingな世界へ突入した。

私と言えばまだ呼ばれず携帯と睨めっこをしていた。まだかまだかと5分・・・10分過ぎる。何だかんだで侍がbewichingな世界へ突入してから20分位は待機室で待たされたと思う。

「2番様」

漸く私もbewichingな世界に逝ける。我々は待ち望んだ。さあ始まれ永久の革命、邪魔な奴らは消そうぜ雷鳴、エクスタシー扉を開け・・・

そこに居た我が女神。華奢な体型で顔は外人。肌は黒。そう今回私は前から試みたかった黒ギャルを選んだのである。何故、デブでもなく熟女でもない黒ギャルなのか?愚問である。犯されたいからに決まっているだろう!!!キメようぜ!!!刻もうぜ!!!穢されたいぜ!!!気持ち悪がられたいぜ!!!黒ギャルに笑いながら犯されしかも黒ギャルに馬鹿にされ罵倒されながら射精出来るなんて神様が私に授けてくれたドMとしての快感である。私はキリシタンではないが今日は言う有難うドMの神よ。

そんな感じで

「こんばんは!」

とはつらつな声で挨拶してくれた黒ギャルのRさん。最初にドリンクを選びトイレを済まし園へ向かう。

園では洋楽がガンガンに鳴り響く。新開地と一緒である。

お互いの自己紹介も兼ねて話してるうちにいつの間にか私は全裸になっていた。これが毎度毎度の恒例の風俗マジック。風俗マジックは日本カルチャーに置ける歴史を物語ってくれる。

Rさんの下着姿はヒョウ柄でまさに女豹ではあるまいか?Rさんの日サロで焼いた華奢な身体、黒ギャルて良いね。

そして風呂に促され風呂に浸かるが新開地や仙台と比べ風呂が広かった。

風呂に浸かる前に身体をRさんの身体を使って入念に洗われた。

「何で来たの?」

お約束のトークだ。

「知り合いが童貞卒業したいのでお金を出すから一緒に来てくれって言われたから栃木県からこのソープの為に来ました」

って返した。そしたらRさんはビックリしてた。当たり前のこと。ソープだけで片道200km離れてる山梨県迄は通常の人間は来ない。我々、歴戦の兵のみ。

話し合いながら身体を洗われたのだがここで問題が発生した。風俗でもプライベートでもデブばっかりと最近はヤッていたので華奢でスレンダーなRさんには勃たなかった。これは前代未聞、レビュアー人生が終わる。だがRさんがジュニアを触ってくれて一時的ではあるが復活した。私の御旗を掲げた。

ヒトヒト感染のCOVID-19、ましてや濃厚接触であり危険と隣り合わせながら我々を癒してくれる風俗関係者の皆様には心から感謝しております。

そしてCOVID-19の影響はこの園へも来ている、うがいをするのは風俗のマナーだが一回目は水、2回目はイソジン、三回目はお湯。こんなにうがいをした事はなかったので感染予防を徹底していた。はたまた私の口臭体臭が臭かったか?それはそれはで悲しい。ちゃんと口臭体臭予防はしてる筈だが仮に臭かったのなら私の努力不足だ。

Rさんの準備が終わり一緒にお風呂に入った。

「何して欲しい?」

と言ってるさなか身体を触ってくるRさん。私は感じているので上手く言えない。

「何をして欲しいか言って?分からないよ?」と言葉と技で私をどんどん犯し乳首を触わるか触らないかの微妙なLINEを責めてくる

「乳首を触ってください」

全体力神経を使い漸くRさんにお願いして乳首攻めがスタートした。

夢にまで見た潜望鏡は乳首を重点的に責められジュニアを舌で舐められこちらもフェラするかしないかの微妙なLINEを攻めてくる。

手コキされ乳首をずっと虐めてくれるのは気持ちよかった。

それが10分位続き

「マット好き?」

と尋ねてきたので

「大好きです!」

と答えた。

そしてマットの準備が始まった。

マットにうつ伏せになりRさんがマットプレイを開始した。マットプレイは毎度毎度ローションまみれになりプレイ中に私がドMだからという理由だと思うがRさんが

「プリケツだね」

と言って私の尻を太鼓の達人ならぬ、尻叩きの達人、夏祭りならぬ尻祭り

尻を叩かれながらローションまみれになりリップサービスやマットプレイが続く。途中逝きそうになるが寸止めされてた。

一通り、うつ伏せが終わると次は仰向けになりうつ伏せと同じ様にローションで犯された。乳首を攻められその後は69をやりいつの間にかコンドームを着けられいよいよ騎乗位で挿入の瞬間が来た。一瞬が永遠に変わり永遠が一瞬で変わるこの瞬間。我々は半年待ったのだ。先程の寸止めもあり私のジュニアは5分かかるか掛からないかで直ぐにピリオドの向こうへ到達した。まさに鎧袖一触とはこの事である。

1プレイ終わりご歓談タイムに入りRさんが

「酒呑める?」

と聞いてきたので

「飲めない」

と返答しそこからRさんは前日に飲み過ぎて出勤する迄死んでいたという。仕事がない日はほとんど毎日飲んでるらしいのでその強さをマジで私に分けてほしい。

そして次はベッドに移りRさんが携帯を見ながら

Twitterてどうやるん?」

て聞かれたのでインスタと一緒と答えたり某タレントの引退話や山梨で有名な店など教えて貰った。

「お土産食べていい?」

今なの???今食べるの???何で今なの???

「あ、どうぞ」

この時ばかりは動揺を隠せなかった。暫くして私のジュニアが復活を遂げ始まろうとしたらRさんが

「マジ眠い5分だけ寝るわ」

と言ってマジで寝た。ルール無用のギャルは強い。だってガチで寝たんだもん、そんな事ある???前代未聞だぜ。マジで寝てしまったので私はソープの空間で初めて独りの空間を体験した。独りになった私は取り敢えずRさんのおっぱいを舐めた。Bカップ?のおっぱいは陥没していて勃起した。おっぱいを舐めてたらRさんが起きて乳首の舐め合いをして私が秒で負けた。その後に乳首攻めと手コキで再度刺激された。

「何したい?」

「SEX」

「猿じゃんウケる」

そんな会話をしたと思う。そして正常位でSEXしその後はバックをやった。バックでは柔らかいしかも大きい尻が肉と肉に当たり最高だった。バックを続けていたが私が疲れていたので改めて手コキと乳首を攻められ尚且つ、罵倒されて2回目果てた。果てたと同時に足がつった。久々に足をつりやり切った気持ちと痛さが交互に来て訳分からんかった。その後は身体を洗って貰い話して山梨ソープの旅は終了した。

今回のRさんは良かったが激動が走らなかったので年末の山梨では高確率でRさんを選ぶ事はないだろう。侍も良かったらしいので年末も山梨甲府巡礼をするつもりだ。帰りにRさんが言っていたうどんを食べようとしたら閉まっていたし仕方なく談合坂で夕飯を済ませ、車内では事後話で盛り上がった。

年末の山梨ソープリベンジに読者は期待してほしい。武田信玄が築いた山梨はまだ奥が深いしまだ発見途中であり我々山梨ソープ探検隊はこれからも一瞬の永遠を求め山梨の地に足を踏み入れ旅を続けていくのである。

以上、山梨ソープ奇譚でした。